第3レース 片手桶の赤だし味噌汁と手桶ご飯

競輪は1年中どっかしらで開催されています

 

 

今は1年を2つに割って1月から6月が前期とし

7月から12月までを後期とします

 

 

4月に卒業して7月の後期にデビューする為その間は練習しています。

 

 

ただデビュー前に講習やら研修ってあるんですよね

 

 

その一つに京都のお寺に研修に行きます

 

 

何で寺⁈

 

 

そう思いますよね?

 

 

関係あるんですよ笑

 

 

競輪では失格や失格に至らない違反(重大走行注意、走行注意)など累積点がたまると出場停止やらなんやらペナルティーがあるんです

 

 

そのペナルティーの1つとして京都のお寺で反省するというのがあるんです

 

 

そこに3泊4日研修しに行きます。もちろん自転車は乗れませんし携帯も没収です笑

 

 

競輪のレースと同じですね笑

 

 

僕らは同県の同期数人と車で一緒に車で行きました

 

 

僕は最期の晩餐とばかりにファミレスでコッテコテのハンバーグやらフライを食べました笑

 

 

いざお寺に着くと全国の同期達が集結し和やかな雰囲気で収監されます。

 

 

手続きをして和尚様のありがたいお説法をでっかい仏間で聴かせて頂きその日は終了

 

 

そして夕食

 

 

なんと

 

 

ご飯が手桶、味噌汁が手桶、、、

 

 

何じゃこりゃ⁉️

 

 

しかもおかわり出来ないし、、、

 

 

しかも味噌汁すくうのひしゃくだし、、、

 

 

お腹すくよぅ

 

 

食べ物の有り難みを教えて頂きました

 

 

あっさりと食べ終わり桶とお皿を自分達で洗います

 

 

お風呂に入り20時位からまた和尚様のお説法

 

 

その日はそれで就寝

 

 

翌日朝6時に起床

 

 

一休さんみたいに寺の周りを掃除する

 

 

そしてまた桶の朝食を食べて講義

 

 

昼ごはんも桶定食

 

 

夜ごはんも桶定食

 

 

早くも空腹がMAXに達してみんなだんだんと口数が少なくなる

 

 

やがてみんな力も尽きて無駄な力を使わずに仏間で寝だす

 

 

バラバラで横たわりそこは死体安置場のようだった

 

 

それでも人間の適応能力は素晴らしいもので不思議なもので日にちが経つほど桶定食に慣れてゆく、、、

 

 

息を吹き返した同期達はいつものテンションに戻りだす

 

 

皆さんの学生時代にもいましたよね?

クラスに1人はいた面白いやつ

 

 

その面白いやつが和尚様に質問しました

 

 

『和尚さんはキャバクラとか行くんですか?』

 

 

すると和尚様が

 

 

『行きますよ、だってストレス溜まるし。お酒も飲みますね。まぁ自由にやってますよ』

 

 

ええっ⁉️

 

 

和尚様ってストイックじゃないの⁉️笑

 

 

常識が覆された習慣でした

 

 

和尚様も人間なんですね笑

 

 

そんな楽しい雰囲気のなか無事にお寺研修は終了

 

やっぱ同期っていいなって思いました^ ^

 

 

解放されてみんな食べたかった脂っこい物を食べに行きました

 

 

桶定食に慣れてしまった体にいきなり脂っこいものが入ってきて体がびっくりしてしまってみんなお腹が痛くなったのはいうまでもありません笑